同じ色でもこんなにも見え方が変わる 〜 対比→同化→混色

2019年12月18日(水)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.58〜

色の錯覚錯視として、代表的な
同化効果
対比効果
について見てきましたが、
今日はそのまとめを行います。


次の3つの図は、幅の異なる縞柄です。
どれも同じ、白と黒とグレイの組み合わせですが
幅の違いよって見え方が異なっています

【左側】対比効果
同じグレイでも、
左の白に囲まれたグレイは暗く
右の黒に囲まれたグレイは明るく見えています。

【中央】同化効果
同じグレイでも
左の白が挿入されたグレイは明るく
右の黒が挿入されたグレイは暗く見えています。

【右側】混色
同じグレイでも、
左の白とミックスしたグレイはさらに明るく
右の黒とミックスしたグレイはさらに暗く
見えています。

同じ図であっても
「近くから見ると対比」
「少し離れて見ると同化」
「更に離れると混色」というように、
現象は変化して見えます。

現象は一つで一緒なのに、距離感で見え方が変わる。

これってなんだか、人間関係とも言えるようで
色はやっぱり面白いし深いですね。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト

COCOLOR代表
都外川八恵

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事