光の反射と色の見えの関係

2020年3月17日(火)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.146〜


昨日、物体のプロフィールを表す
分光反射率曲線の見方についてふれましたが、
今日は様々な反射と色の見えの関係についてご紹介します。


物体に当たった光がどのように反射するか。

その反射光の空間的な広がりによって、
物体の色の見え方が変わります。

鏡のような滑らかな物体表面では、
入射した光が一定方向に強く反射する
正反射(鏡面反射)が起こり、
物体表面にきらめき光沢を感じます。

凹凸のある物体表面では、
入射した光があらゆる方向にまんべんなく反射する
拡散反射が起こり、
物体表面はツヤのないマットな質感
どこから見ても同じ明るさに感じます。

髪の毛も、
ストレートの方は、
光沢やきらめきといったツヤが出やすいのに対し、

くせ毛の方は、
ツヤのないマットな印象ですよね。

同じ黒でも、質感が変わればの印象も変わります。
「色は質感を伴う」という言葉がありますが、
その質感の印象をコントロールしているものの一つに、
光の反射の性質があります。

やはり、を知るには、
光の性質もよく知る必要があります。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵

  
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