「色」で判断する天然リトマス試験紙!?

2018年11月20日(火)19:30

先日に引き続き、ざんねんないきものシリーズ第三弾!
(出典:ざんねんないきもの事典 今泉忠明監修)

アメリカザリガニといえば、
というイメージですが、
実は若い時はグレーで、
大きくなるに連れて赤く変化するのだとか。

また、環境にも敏感

水質アルカリ性だったり、周りの色が明るかったりすると
体色はうすくなり

逆に、酸性だったり、暗かったりすると
体色は濃くなるのだとか!

彼らの色はカロテンという色素で作られていて、
水草ヨコエビなどの食べ物から取り入れています。

そのため、アジイワシなど
カロテンを含まないものだけを食べていると、

赤みがうすれて青くなり
最終的には色が抜けて白くなってしまうそうです。

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一方で、アジサイの花の色はアントシアニンという色素によるもので、
アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれています。

これに補助色素助色素)とアルミニウムイオンが加わると、
青色の花となるのだそう。

アジサイは土壌pH酸性度)によって花の色が変わり、
一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。

ザリガニ紫陽花も。
両方とも、天然のリトマス試験紙のようですね。

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人間も、日焼けをしたり、を重ねたり、病気をしたりすると
髪の毛の色素が変化しますね。

でも「一生変わらない色」というものもあるのをご存知ですか?

・・・それは「血色」です。

そのため、その方に「似合う色」というのは、
大筋は一生変わりません

日焼けをして肌が黒くなったり、
歳を重ねて白髪が増えたり、
病気して肌がくすんだり、したときに、

多少の微調整が必要になってくるというだけです。

意図的に
カラーコンタクトを入れたり、
化粧を変えたり、
髪の毛を染めたりするだけで

合わせる色がなんとなく変わってくる
・・・ということと同じです。

コーディネートは、
服や小物だけで考える方が多いですが、
自分が持つ色素も含めてのトータルコーディネートです。

自然界の動植物綺麗な色から
学べることもたくさんありますね。

COCOLOR(ココカラー)都外川八恵

  
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