珊瑚色(さんごいろ)浅緋(うすあけ)〜美しき色名の世界vol. 31

2019年2月15日(金)19:30

今日は、朝一のジャザサイズ以外は
一日中家にこもって原稿を書いておりました。

今季春夏2019SS)のトレンドカラーの装いについて。
複数あるトレンドカラーの中でも、
人のタイプ別に、オススメのカラーや装いについてまとめました。

今季の春夏は、暖色系が中心。
特に明るい黄みよりコーラルピンクに注目が集まりますよ。

日本の伝統色名では、似た色に
珊瑚色(さんごいろ)や浅緋(うすあけ)いうのがあります。
今日はその色についてご紹介します。


珊瑚色
(さんごいろ)明るい赤

サンゴの色に見るやや黄みがかったピンク
珊瑚には様々な色がありますが、
西洋、東洋ともに装飾などで珍重されたのがピンク系と言われています。
そのために明るい赤の色名となりました。
絵の具の色名として珊瑚珠色(さんごしゅいろ)が古くから知られていましたが、
のちに珊瑚色という色名として慣用されるようになりました。
日本人の黒髪には珊瑚の色がよく映えるので、
髪飾りかんざしなどに用いられました。
英名でコーラル(coral)フランス名でコライユ(corail)。

浅緋(うすあけ)

奈良時代大宝令平安時代延喜式が制定され、
その中で位階による服色の制度が決められました。
それによれば、(ひ)を「あけ」と読み、
これの薄い色を、浅緋うすあけ
これの濃い色を、深緋ふかきあけ」と呼びました。

2月。
こうも寒いと、暖かい春が待ち遠しいですね。

経営者を色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事