江戸紫(えどむらさき)&京紫(きょうむらさき)〜美しき色名の世界vol.22

2019年2月5日(火)19:30

今日は、私にしてはものすごく珍しく、
夕方からお茶会&夜から経営者パーティ参加。
たまには女子?らしく・・・?(笑)

やはりこういう時に手に取る色は、
My BirthColorの
今日の装いもがテーマカラーになりました。

といってもいろいろありますが、
今日はその中でも特に日本らしい和の紫をご紹介します。

江戸紫(えどむらさき)こい青みの紫

江戸で染めた紫の意味で、青みがかった紫色
紫草は昔各地で自生または栽培されていましたが、武蔵野にもありました。
紫を染めるのは紫草の根ですが、
紫草は「伊勢物語」以来、武蔵野の名草とされていたので、
名物の少ない新興都市江戸では、紫の染色は江戸っ子の自慢の種で、
江戸名物を取り上げた蜀山人(しょくさんじん)の狂歌川柳にもが入っています。

京紫(きょうむらさき)赤みの紫

京都で染めた紫の意味で、赤みがかった紫色
紫根染めの紫色で、江戸紫に対して付けられた色名です。

また、
京紫伝統的な紫を受け継ぐ色ということで古代紫(こだいむらさき)と呼ばれ、
江戸紫が江戸時代、当時の今風の色なので今紫(いまむらさき)とも呼ばれました。

古くからの都である京では「」なものが好まれ、
新興都市の江戸では「活気」があるものが好まれました。

そういった二つの都市の性質が紫色の色みにも現れており、
江戸紫は「青みの紫色」で「力強い活気」をあらわすのに対し、
京紫は「赤みの強い紫色」で「優雅さ」をあらわしています。

面白いですよね。

COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵

  
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