見る人に共通のイメージを持たせる配色イメージ〜色相編

2020年3月6日(金)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.135〜

「これは暖かい色の組み合わせだな」
「この配色はロマンチックな感じがする」などと、
配色によって見る人に共通のイメージを抱かせたい場合には、
個人の経験や国、時代などによって変化することのない
普遍的なイメージを持つ色を用いた配色にする必要があります。

ここでは、このような配色イメージの例を、

①色相
②明度
③彩度
④トーン(明度+彩度)

色の三属性との関連で見ていきます。

色相」に関連する配色イメージ

PCCSの色相番号
1〜8のあたりが暖色系
13〜19のあたりが寒色系です。

残りの
9〜1220〜24のあたりが
どちらとも言えない中性色系と言います。

●暖色系は温かく暖かい
 寒色系は冷たい寒い)イメージになります。
色の寒暖感

●暖色系は進出し、 
 寒色系は後退して見えます。
色の進出or後退感

●暖色系は膨張し、
 寒色系は収縮して見えます。
色の膨張or収縮感

また、
●暖色系かつ高彩度だと興奮感
●寒色系かつ中~低彩度だと沈静感
 のあるイメージになります。

暖色系は長波長
寒色系は短波長です。

長波長はすぐに私たちの目に届き
短波長はゆっくり私たちの目に届きます。

この辺りが、
進出後退感や、膨張収縮感にも関わっている部分です。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵

  
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