色の錯覚&錯視〜同化効果

2019年12月16日(月)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.56〜

毎日朝晩2回、カラーとファッションのレッスンブログを更新していますが、
色彩学レッスン
としては久しぶりの投稿です。

今日は色の錯覚&錯視と題して、
同化効果についてご紹介します。

背景色(地色)は同じ色のはずなのに、
挿入色(図色)が細かい場合や細い場合、

背景色(地色)が挿入色(図色)に近づいて見えることを
同化効果といいます。

同化効果は次の3種類があります。

①色相同化
明度や彩度が似ていて、色相が異なる場合、
背景色(地色)の色相が、挿入色(図色)に近づいて見える。
例)左は赤みを帯びた黄色に、右は緑みを帯びた黄色に見える。

②明度同化
色相や彩度が似ていて、明度が異なる場合、
背景色(地色)の明度が、挿入色(図色)に近づいて見える。
例)左は暗いグレイに、右は明るいグレイに見える。

③彩度同化
色相や明度が似ていて、彩度が異なる場合、
背景色(地色)の彩度が、挿入色(図色)に近づいて見える。
例)左は鮮やかな(赤みの強い)ピンクに、右は穏やかな(グレイッシュな)ピンクに見える。

みかんが赤いネットに入れらているのは、
より赤赤と熟れて美味しそうに見えるように、と

オクラが緑のネットに入れられているのは、
より青々新鮮で美味しそうに見せるように、と

色の同化効果を狙った例です。

色って組み合わせる色で、
ある程度はどのようにでも見せ方を変えることができるんです。

だから、法則を使えば、ファッション&インテリア・・・
どの分野にも応用できますよね。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト

COCOLOR代表
都外川八恵

  
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