自然から学んだ配色技法①〜ナチュラルハーモニー

2020年3月26日(木)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.155〜

ルードジャッドの色彩調和論でも、
自然現象や日常の中で見慣れている配色は
調和しやすいとされています。

自然から学んだ配色技法には、
① ナチュラルハーモニー(ナチュラル配色)
② コンプレックスハーモニー(コンプレックス配色)
③ ドミナント
の3つがあります。

今日から一つずつご紹介します。

❶ ナチュラルハーモニー(ナチュラル配色)

写真のように
同じ色でも
 光の当たっているところは黄みがかかって見え、
影の部分は青みがかって見える

――このルードの色相の自然連鎖の原理
に沿った色彩調和の方法を、
ナチュラルハーモニー(ナチュラル配色)
といいます。

ナチュラルハーモニーでは、まず
黄(8:Y)に近い色相を明るく、
青紫(20:V)に近い色相を暗くします。

さらに色相差の関係を、
隣接色相配色(色相差1)
類似色相配色(色相差2~3)の範囲に
収めるのが基本です。

色相差が大きな色どうしや、
同一色相(色相差0)どうし、
あるいは無彩色と組み合わせることはできません。

なお、同一トーン配色の場合は、
黄に近い色相が明るくなるので、
必ずナチュラルハーモニーとなります。

_____

人間は自然界の一部。
やはり、時代が変わっても、
美しいとされる原理原則は変わらないものなのです。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事