分光反射率曲線で色を表示する

2020年3月16日(月)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.145〜

昨日、物体のプロフィールを表す
分光反射率曲線についてご紹介しましたが、
今日はそのグラフの見方についてお伝えします。

物体が反射する光の波長成分を表した
分光反射率曲線を見れば、
その物体の色を把握することができます。

分光反射率曲線ピーク(高いところ)の波長は、
その物体の色相として現れます。

長波長域が高ければ赤(R)
中波長域が高ければ緑(G)
低波長域が高ければ青(B)
となります。

また、
分光反射率曲線全体がければ明るい色に、
分光反射率曲線全体がければ暗い色に。

分光反射率曲線の高低差が大きければ鮮やかな色に、
分光反射率曲線の高低差が小さければくすんだ色に、
ほぼ平坦の場合は無彩色となります。

以前もお伝えした通り、
最終的な色の認知は

① 光分光分布
② 物体分光反射率(分光透過率)
③ 目分光視感効率(感度)

の3つの条件で決まります。
(加えて④脳と⑤心)

これが、視覚現象の三要素で、
この3つの条件が揃って初めて同じ色になりますし、
3つの条件のうちどれか一つズレただけでも
異なる色となります。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵

  
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