「色光」の三原色で色を数値化する

2019年1月22日(火)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.53〜

光の三原色ってご存知でしょうか?
別名:色光の三原色とも言います。

それはズバリRGB赤緑青)です。

それぞれ
R(Red)  0〜255までの256段階
G(Green) 0〜255までの256段階
B(Blue)    0〜255までの256段階

で表すことができます。

パソコンの画面
携帯の画面
テレビの画面

・・・など、
光を消して暗闇の中でも色を感じられる色光の世界は、
基本はこれらの3つの原色(=色光の三原色)で成り立っています。

色光の世界は混ぜれば混ぜるほど(足せば足すほど)明るくなる
加法混色
になります。

DICカラーガイドなど、印刷分野の色も
光の分野では同じ色をどのように再現できるか、
そのレシピがRGBそれぞれ0〜255まで256段階で示されています。

最終的にマックスの状態
R255G255B255のような色で、これが究極の白白色光)になります。

RGBは 
AdobeRGB」と「s RGB」の二種類の世界がありますが、一般的に
色再現域が広いのが前者の「AdobeRGB
色再現域が狭いのが後者の「sRGB」です。

目的用途に合わせてもちろん善し悪しですが、

Adobe RGB」は色再現域が広い
鮮やかな色も再現できるというメリットがありますが、
デバイスによってはせっかくの鮮やかな色が出ずに誤解を招くという場合もあります。

一方、「s RGB」は色再現域が狭い分、
どんなデバイスでも色ブレが起きづらく
限られた色の中から割と安定して色再現できるというメリットがあります。

私のバースカラーは「DIC-188」の「濃い紫青」ですが、
AdobeRGBで表すと「89、38、156」(左から、256段階あるうちRGBの量)
sRGBで表すと「101、33、160」(左から、256段階あるうちRGBの量)

・・・と、同じ色でも微妙にレシピが異なるのが面白いところです。

COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵

  
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