2019年1月8日(火)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.39〜
色彩学レッスンvol.36のところで
ファッションにおけるベーシックカラーについてやりましたが、
今日はベースカラーのお話。
こちらよく間違われるのですが、
ベーシックカラーは(出現頻度が高い)定番色
ベースカラーは(最も面積が多い)基調色・主要色
です。
同じ配色でも、面積比によって大きくイメージは変わりますが、
それはまさにメインカラーである
ベースカラー(基調色・主要色)をどれにするかで決まります。
ベースカラー(全体の約70%)基調色・主要色
アソートカラー(全体の約25%)従属色
アクセントカラー(全体の約5%)強調色
・・・といった具合です。
わかりやすい例で、スーツスタイル(男女)に例えると、
ベースカラー:上下のセットアップ(スーツ)
アソートカラー:シャツ
アクセントカラー:ネクタイやスカーフ
・・・といった具合です。

Detail of tailor’s work space
ビジネスのベーシックカラー(定番色)である
ネイビー(紺)
グレー(灰)
ホワイト(白)
の同じ3色の組み合わせでも、
ネイビーをベースカラー(基調色・主要色)としてスーツにするのか
グレーをベースカラー(基調色・主要色)としてスーツにするのか
によってイメージは大きく変わると言うのを実感されているかと思います。
一方、いくらビジネスのベーシックカラー(定番色)とはいえ、
ホワイトをメインのベースカラー(基調色・主要色)として
スーツにするのは到底考えにくいことをイメージしても、
同じ色でも面積比率によって大きくイメージが変わると言うのは
簡単にご理解いただけるかと思います。
ネイビーやグレーだって厳密に言うと、
ネイビーは、着る人を選びませんのでどなたにでも似合いやすいですが、
グレーは、(似合うor似合わないにハッキリと差が出やすく)
着る人をかなり選んでしまう色です。
ネイビーもグレーもいくら落ち着いたベーシックカラー(定番色)とはいえ、
何をベースカラー(基調色・主要色)にするかで
お顔映りの変化が大きく異なり、
第一印象に大きく影響を及ぼすことを考えると、到底侮れませんね。
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COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵