知る人ぞ知る「コンプレックハーモニー」の魅力。

2019年7月6日(土7:30
〜Violet都外川のスタイリングレッスンvo.210

今日は、配色のお話。
画像はMILLEPORTEさんからお借りしました。

全く同じスカートの色違いに、異なるトップスを合わせたコーデ。
配色としてどちらが斬新かつ魅力的に映るでしょうか?

そもそも配色そのものに良い悪いはなく、
それは目的や用途に応じて良い悪いが変わってくるのですが、

先ほどの質問に対しての答えで言うと、
1枚目の画像よりも2枚目の画像の方に
多く手が上がるのではないかなと思います。

でも実際に街中を見ると、
1枚目のような無難なコーデをされていらっしゃる方の方が
圧倒的に多いのではないかなと思います。

無難に同系色を合わせるコーデは差し障りはないのですが、
どなたでもできますし、印象にも残りづらいです。

2枚目の、ブラウンとターコイズを組み合わせた配色は
コンプレックスハーモニーと言います。

黄色に近い方が暗く(この場合はトップスの茶色
橙に黒を足すと茶色になる
青紫に近い方が明るくなっています(この場合はボトムスの青緑

実は、普段の自然界の色の見え(ナチュラルハーモニー)としては、

黄色に近い方が明るく
青紫に近い方が暗く見えているので、

それをあえて覆したような配色になっています。

そのため、うまくやれば、
斬新かつ、新奇性が高く、
記憶に残る配色となりやすいです。

要は素人を超えた玄人レベルの配色が出来上がりやすくなります。

いかがでしたでしょうか。
ロジックがわかれば、それをあえて
戦略的に逆手に取ることもできるのですね。

色をコントロールすることで
人の気持ちや印象もコントロールすることができます。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
都外川八恵
毎朝&毎晩7:30更新❣️
Violet都外川の色彩学&スタイリングレッスン&コラム

  
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