菫色(すみれいろ=バイオレット)、パープル〜美しき色名の世界vol. 33

2019年2月17日(日)19:30

今宵は、バンタンデザイン研究所にて色の講義。
講義のテーマに合わせて、装いを変えるようにしています。
自分のアイテムを題材に喋れるから。

今宵はバースカラーのお話なので、
私のバースカラーであるをテーマにスタイリングしました。

ということで、今日、ご紹介するのは紫系のお色。



菫色
すみれいろバイオレット)あざやかな青紫

菫の花に見る綺麗な青紫色
英名ではバイオレット(Violet)。
青紫系の英色名としては最も古いものの一つ。
その記録は14世紀とされていますが、
この色名が知られるようになったのは1666年ニュートン
可視スペクトルの発見がきっかけです。
彼は虹の七色の一番短波長側の色をバイオレットと呼びました。
バイオレットより短い波長は菫外線(紫外線)となります。

似たものにパープルもあります。

パープル(あざやかな紫)

古代ギリシャ語のporphura、
ラテン語のpurpuraなどに由来する紫の名称。
英語のパープルは10世紀頃に生まれたようです。
これらは色の名前が先なのか、
古代紫と言われる貝紫を採取する一種の、
骨貝のプルプラ貝の名前が先だったのかはわかっていません。

というと、古今東西、いまだに高貴なイメージに思われがちですが、
それは、自然界においてを染められる染料が非常に希少だったこと
濃く染めるには重ね染めなど手間暇がかかったこと、などが関係しています。

ですが、化学染料が発達した現代では、自由に染められるようになりました。
似合う色(パーソナルカラー)的に言うと、
実は紫は、どのようなタイプの血色の方にも意外と似合ってしまう
人を選ばない色なんです。
敷居が高そうに思われるかもしれませんが、
少し用いるだけで、綺麗おしゃれに見られがちな色でもありますので、
ぜひ、トライされてみてくださいね。

経営者を色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵

  
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