朽葉色(くちばいろ)〜美しき色名の世界vol.28

2019年2月12日(火)19:30

今日は、PTA役員会の給食試食会でした。
もちろん子供たちと同じものを頂いたのですが、
それが美味しいこと、美味しいこと!!!

見た目は、茶色でと〜っても地味なのですが、
味が深くてお出汁が絶妙で、
あったかい愛情を感じられるよな給食でした・・・
こんな食事をさせて頂ける子供たちは幸せ者です。
本当にありがたいことです。

茶色って、ありきたりの色で、見た目は地味だけど、
着る人が着ると(似合う人が着ると)
本当に驚くほどの色気が出るんですよね・・・

それと似たものを感じましたので、
今日はそれにちなんだ茶色のご紹介。

朽葉色(くちばいろ)灰みの赤みを帯びた黄

灰みの茶系の総称で、朽ちた落ち葉のような色を表します。
平安中期から広く用いられてきた伝統的な色名で、
この色を中心に、赤みがあれば赤朽葉
黄みは黄朽葉、緑みがあれば青朽葉と呼び分けました。
他にも朽葉のつく色名がいくつかあります。
黄朽葉には媚茶という名前もあります)
伝統的な色名の中でも特に晩秋の季節感が濃厚な文学的な色名です。
朽葉の名は、襲色目にもあります(表:濃い紅、裏:濃い黄

地味な見た目でも
やり方(調理法や組み合わせ方)によって色気って出るんですね〜🎵
料理スタイリングの考え方って、実はとっても良く似ています。

COCOLOR(ココカラー)都外川八恵

  
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