対比は対比でも〜補色による彩度対比

2019年12月20日(金)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.60〜

対比効果については先日触れたばかりですが、
その中の色相対比の中でも・・・
色相が補色の関係になっている場合は、
お互いの色を強め合うというこんな対比もあります。

補色による彩度対比

補色関係にある色が組み合わされたときに、
背景の地色(特に高彩度の色)の影響を
受けて、
中央の図色実際よりも鮮やかに見える現象のこと。

また、補色の関係にある2 色の彩度がもともと高く、
かつ赤と緑の様に明度が近い場合は、
2 色ともより一層鮮
やかに見え、色の境界がギラギラして見えます。
この現象をハレーションといいます。

ちなみに、図色が文字の場合、
ハレーションが起こると読みにくくなるので、
広告やサインには向いていません。


ディスプレイなどの時。。。
ディスプレイしたい物の色をより鮮やかに見せたいときには、
背景の色を、ディスプレイしたい物の色の補色の鮮やかな色を持ってくると良いでしょう。

またハレーションが激しすぎると感じる場合は、
面積比の主従関係に大きく差をつけると、
大きな面積の色がより効果的になります。

赤みのお刺身やお肉に緑の葉を添えたり、
レタスにはトマトをつけると美味しそうに見えたり、
緑のお茶のパッケージに必ず赤いスタンプが添えられたり
しているのはそのためです。

       

人も色も。
同じレベルが勝負してしまうとガチンコ対決になってしまうので、
どちらかが引いてあげることによって
もう一方が生きる。

人間関係配色関係も一緒ですね。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト

COCOLOR代表
都外川八恵

  
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