ハレーションして見える・・・リープマン効果

2019年12月25日(水)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.65〜

今日は、色の組み合わせについて重要な明度差
についてお届けします。

補色による彩度対比については先日ご紹介した通りですが、
このように明度差がない補色の組み合わせ
お互いを強め合うという性質があります。

明度差がなくても彩度差があって、
程よく強め合う程度ならいいのですが、

明度差も彩度差もない高彩度どうしの組み合わせ
強めすぎてしまうので大変です。

ギラついてしまい、見えにくくなってしまう
ハレーションという現象が起きてしまいます。

このハレーションを別名・・・・リープマン効果と言います。

リープマン効果

異なる有彩色が隣接し、
その明度差がほとんどない状態では、
境界線があいまいになり、
ちらついたり、ギラついて見えたり
不安定な印象となります。
標識などの文字や形の認識のためには
これを避けなければなりません。
標識や文字や形の認識のためには、
背景(地色)と、文字や図形(図色)の
明度差をつけることが重要です。

リープマン効果を抑えたい時には・・・

色どうしの明度差をつけてあげるか、
明度差のある色(セパレーションカラー)で、
色の間をセパレーションしてあげましょう。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト

COCOLOR代表
都外川八恵

  
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